ヒロトさんとバンドのみなさん達

きっかけ

  中学生の時にロックの魅力にとりつかれたヒロトさん、特に「セックス・ピストルズ」に衝撃を受け、 中学を出たら高校に進学せずに上京してロックンローラーになりたいと思うようになり、親に相談するも当然のように反対されたという。

  高校三年の夏、友人のハードロックバンド「ラウンド・アバウト」のボーカルが抜けたことで、誘われて加入したのが最初のバンド活動で、 その後「THE COATS(ザ・コーツ)」を結成。

「THE COATS」時代の何曲かは「THE BLUE HEARTS」を結成してメジャーデビュー後に、 「THE BLUE HEARTS」の曲として引き続き演奏されている。

  イギリスのパンクロッカー「シド・ヴィシャス」の影響でベーシストに憧れていたが、本人曰く「誰にでもできる」 という理由でボーカリストになることにしたそうだ。

しかし、趣味バンド「モンキー・アンクルズ」では担当はベースとのこと、そして、「甲本ヒロト」個人で活動していた時の楽曲、「真夏のストレート」や [天国うまれ」は全てのパートを独りでこなすなど、現在ではもうオールマイティーといえる。

たまに吹くブルースハープは独学で、高いレベルまで達しているが、ベントやトレモロなどの技術は「偶然できた」とのこと。

リンダリンダ

  ヒロトさんの代表曲と言えば「THE BLUE HEARTS」のデビュー曲『リンダリンダ』だが、この曲が作られた時のエピソードに、 「THE BLUE HEARTS」結成直後、バンドの今後について話し合いをしていたときに、あるTVアニメの再放送が見たいという理由で部屋に戻ってしまった・・というのがある。

これにバンドメンバーの真島さん（通称マーシー）が怒り、ヒロトさんの部屋に乱入してテレビを撤去。

真島さんのこのリアクションにショックを受けた甲本さんは、彼の信頼を取り戻そうと曲を製作。

その時出来たのが『リンダリンダ』と『ブルーハーツのテーマ』ということである。

このエピソードからもわかるようにヒロトさんは昔からアニメが大好きで、特撮戦隊ヒーローシリーズとかも好物だそう。
なかでもタツノコプロ制作の「タイムボカンシリーズ」の熱烈なファンで、テレビの再放送を観たいからバンドの練習に行きたくないと駄々をこねたこともあったとか（苦笑）。

※2009年公開の実写映画「ヤッターマン」（三池崇史監督）の劇中歌『ヤッターキング2009』（クロマニヨンズ）を担当した他、 アニメにもゲスト声優として参加したこともあるそうだ。

乗っているバイクは『ハーレーダビットソン スポーツスターXLH883』らしい。

現在の様子

  現在ヒロトさんが所属しているバンド「ザ・クロマニヨンズ」は「THE BLUE HEARTS」以来、ずっと活動を共にしてきた真島さん（ギター）とヒロトさん（ボーカル）二人を中心に、 サポートメンバーとして小林勝さん（ベース）と桐田勝治（ドラムス）が参加。

「THE BLUE HEARTS」時代の若者の感情・情熱などをメインにした文字通りロックな楽曲に対して、少し力の抜けた大人なロックミュージックなのが特徴。

※ちなみに俳優の甲本雅裕（こうもとまさひろ）さんは弟さんである。

更新履歴
2014年9月5日　更新！！